「え?なんで寝ないの?」
それは、息子が産まれて2日目のことでした。
赤ちゃんといえば、ミルクを飲みながらカクンカクンしてる可愛い姿とか、沐浴中にウトウトしてる姿ばかり想像していたので、なかなか寝ない息子の姿に衝撃を受けました。
あとになってわかったことですが、私と同じような悩みを抱えるママも少なくないようですね。どうして寝てくれないのか、またどのように対処すればよいのかまとめてみました。
赤ちゃんが寝ない!理由や対処法はあるの?
赤ちゃんが寝ないときには、まずその理由を考えてみましょう。
- おむつが汚れている
- お腹が空いている
- ゲップが出ず、お腹が張っている
- 便秘でお腹が張っている
- 暑いまたは寒い
- 体調が悪い
これらを確認してみて、なにか当てはまるものがあればその赤ちゃんが寝ない原因を取り除くことから始めてみましょう。
息子の場合は、とくに原因がないのに寝ないことが多かったように思います。当時は「なぜ?」「なんで?」で頭がいっぱいでしたが、今となってみれば息子の性格が理由だったのかもしれません。
寝ない理由がわからず対処法が見つからない
息子を無事に出産したその日、私はようやく会えた息子のスヤスヤと眠っている天使のような顔を見ながら、ママになった喜びを噛みしめていました。
しかし穏やかな気持ちでいられたのは、その1日だけでした。翌日から早速、息子のなかなか寝てくれない日々が始まってしまったのです。
昼夜逆転というわけでもなく、昼も夜も関係なくあまり寝ない息子。
原因はわかりません。おむつを替えても、おっぱいを飲んでも、抱っこをしても寝ない。
そのまま次の授乳の時間を迎えることが、何度も続きました。
看護師さんからは「そんなに気にしなくて大丈夫よ。赤ちゃんが寝たときに一緒に寝ればいいんだから」と声をかけていただいたものの、この生活がずっと続くのかと思うと、体力的にも精神的にも耐えられるかどうかという不安が増すばかりでした。
赤ちゃんが寝ないのは個性ということも
外見も性格も人それぞれ違います。
後になって思い返せば、たくさん寝る子もいればなかなか寝ない子もいると冷静に判断することができるのですが、新米ママにはそんな風に考える余裕もありません。
「授乳は2時間おき」と言われればそうしなければいけないと考え、1時間半かかってようやく寝かしつけた息子を起こしてまた授乳。もちろんすぐに寝てくれることもありましたが、授乳の間隔が長くなるまで、私自身の睡眠時間もあまり確保できずにいました。
里帰りはせず、母親に手伝いに来てもらうこともせず、パパは毎日仕事だったのでもちろん育児はワンオペ。昼間の明るい時間帯はなんとか笑顔を保てても、夜になると気持ちまで暗くなることが何度もありました。
天使の寝顔を見て気持ちをリセット
どんなに暗い気持ちになっても前向きに考える余裕がなくても、息子がスヤスヤ気持ちよさそうに眠っている顔を見ていると、不思議と穏やかな気持ちになれました。
見ているだけで幸せな気分になったり、頑張る力が湧いてきたり、赤ちゃんの寝顔って天使のようですよね。
寝顔パワーに気づいてからは、疲れたときや辛いと感じたときには、いつも以上に息子の寝顔を長い時間見つめて気持ちをリセット!
少しだけ気持ちに余裕が出始めたのは、息子が生後2カ月を過ぎたころでした。
育児は親が子を育てるものだから頑張らなければと思っていましたが、同時に子が親を育てるという意味も含まれているのかもしれないと気づいたら、なんだかとても気持ちが楽になっていったのです。
赤ちゃんが寝ないときの対処法
では、赤ちゃんが寝ないときには、どすればよいのでよしょうか。我が家で試してみた対処法をご紹介しますね。
まずはいろいろな対処法を試してみよう
赤ちゃんが寝ないときの対処法をネットで検索すると、いろいろな情報を得ることができます。
《赤ちゃんが寝ないときの主な対処法》
・おくるみで包む
・心音に合わせてトントン
・快眠音を流す
・心音を聴かせる
・部屋を暗くする
・添い寝する など
私も片っ端から試してみたのですが、効果があったものもあれば、全くなかったものもありました。
どうやら効果があるかどうかは、赤ちゃんの好みや性格によっても違うようです。
ですから、まずはいろいろ試して効果があるものを見つけるところから始めてみましょう。
息子のお気に入りは体内音内臓のぬいぐるみ
息子の場合、比較的効果があったのは、
・おくるみで包む
・オルゴールの曲を流す
・心音を聴かせる
・添い寝
でした。
おくるみで包み、抱っこしながらオルゴールの曲を流していると、徐々に寝息を立て始める息子。でも寝たかなぁと思ってベビーベッドに置くと、起きてしまいます。
最初はこの繰り返しだったのですが、ベビーベッドをやめて添い寝をして私の心音を聴かせるようにしたら、寝てくれることが増えました。
そんなある日、お隣に住む大家さんからお孫さんのおさがりという『体内音内臓のぬいぐるみ』をいただきました。
これを試してみたら、驚くほどよく寝てくれるようになったのです。
といっても、毎回必ず寝てくれるわけではありません。
大人でさえ、ぐっすり眠れる日もあれば寝付けない日もあります。赤ちゃんだって同じですよね。
赤ちゃんが寝なくて心の余裕がなくなったら
言葉を話せない赤ちゃんとのコミュニケーションは、難しいものです。
寝ない理由や、泣き止まない理由がわからないことで、「もう嫌!」と心が悲鳴をあげてしまうこともあるでしょう。
でも、それはあなただけじゃない。
多くのママたちが同じような経験をしているはずです。
ブログやSNSなどの素敵なママたちを見ていると、ついつい自分だけがダメなママ…なんて思ってしまいがちですが、ダメなママなんて一人もいないと私は思います。
だって、余裕がなくなるくらい悩んでいるということは、それだけ子どものことを考えられる素敵なママってことですもの。
一人で頑張りすぎず、頼れる人が近くにいるなら少しだけ甘えてみましょう。
近くに知り合いがいないなら、SNSでつぶやいてみるのもよいかもしれません。
ほんの少しだけ、自分のための時間も作ってみましょう。
誰かに悩みを聞いてもらったり、自分の好きなことをする時間を数分確保するだけでも、気持ちがスッキリしますよ。
赤ちゃんに話しかけるのもおすすめです。不思議と気持ちが落ち着きますよ。
最後に…
ママになったばかりのころは、わからないことだらけで毎日不安ですよね。思い通りにいかないことが続いて、落ち込むこともあるでしょう。
私も最初はなかなか寝ない息子に「なんで寝てくれないの?…どうして?」と疑問を投げかけてばかりでした。でもいつのころからか、“そういうもの”なんだと割り切れるようになりました。
眠くないのに「寝る時間だから寝なさい」と言われてすぐに寝れる人なんて、あまりいませんよね。
「ぐっすり眠れる環境の準備OK!眠くなったら寝ればいい。ママはいつまででも付き合うよ」と思えるようになったとき、私も一人前のママに一歩近づけたような気がして嬉しくなりました。
頑張りすぎると育児はますます大変になります。焦らずマイペースで自分らしい子育て方法を探してみてくださいね。
コメント